国宝の城で唯一個人が所有している犬山城について、所有権をめぐって財団法人化を検討していた愛知県犬山市は8日、所有者の成瀬家と新たな財団法人を設立する方針を明らかにした。
同市総務部によると、県の認可を前提として4月に財団「犬山城白帝文庫」(仮称)を設立。成瀬家は天守閣と土地のほか、約6500点の古文書や工芸品、刀剣を寄付する。運営資金には、借り上げ料として市が毎年成瀬家に支払っていた約1300万円を充てる方針。
城の固定資産税は免除されているが、同家が所有する文物などの資産については高額の相続税の対象となるため、個人所有を続けた場合、古文書などが散逸する恐れがあった。
犬山城は1537(天文6)年に織田家が築城したもので、江戸時代に成瀬家が城主を務め、現在は成瀬家の12代当主である正俊氏(73)が所有している。天守閣は国内最古で1965年から市が管理していた。
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2004年01月09日
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