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2004年09月02日

昭和リース、新生銀行が買収

 新生銀行は2日までに、りそな銀行系の大手リース会社、昭和リース(東京・新宿)を買収する方針を決めた。
 新生銀は買収に向けた優先交渉権を既に獲得しており、年内にも昭和リースが実施する第三者割当増資に数百億円を出資、過半数の筆頭株主として経営権を握る。今月から10月中旬にかけて昭和リースの資産査定を実施、出資額を固めるとともに同リースとの間で買収の基本合意書を締結する。
 新生銀は昭和リースの買収を通じ、投資銀行、個人金融(リテール)と並ぶ第3の中核業務としてノンバンク事業を強化する。前身の旧日本長期信用銀行時代に手掛けていたリース事業に関しては、直系だった日本リースが破たんし、外資系金融機関に売却されていた。今回の再参入で、総合金融サービスの体制づくりを急ぐ。将来は昭和リースの新規株式公開(IPO)をめざす。
 昭和リースはりそなグループが14.5%を出資する総合リース会社で、中小企業を中心に約4万社と取引がある。1969年の創業で、旧協和銀行系。本業は堅調なものの、株主資本比率が2%台と財務基盤が比較的弱かった。設備投資の抑制傾向を背景にリース需要が伸び悩む中、リース最大手のオリックスなどと対抗するには新生銀の傘下に入ることで信用力を高め、競争力を強化する必要があると判断した模様。
 昨春に実質国有化されたりそなグループは、再建策の一環として証券・ノンバンク業務から撤退、本業の銀行業務に特化する戦略を打ち出している。りそなは今年、傘下のあさひ銀・近畿大阪・大和ファクターのリース3社株式を大手リースなどに売却。新生銀の昭和リースの買収で、りそなの出資比率は低下するものの、昭和の財務基盤を抜本的に強化する狙いがあるとみられる。今後も昭和株は保有し続け、同社向けの融資も継続する。
posted by 為栗 裕雅 at 12:14| 東京 霧 | TrackBack(0) | りそな | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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