りそなホールディングスは、中核的自己資本(Tier1)を増強する方針を固めた。資本増強は2003年7月の実質国有化後初めて、
今夏をめどに、欧米の機関投資家を引受先とする数百億〜1000億円程度の優先出資証券を発行する。自己資本を積み増し、総額3兆1253億円に上る公的資金を今期から段階的に返済していく道筋を明確化する狙い。りそなの連結自己資本比率は9.7%(今年3月末)で、今回の資本増強により10%台半ば以上の水準を目指す。
大手銀行による海外での優先証券発行は約2年半ぶり。優先出資証券は配当利回りが高い代わりに議決権がない証券で、多様な資本調達手段を確保するため、国内ではなく欧米の機関投資家を相手に発行する。海外市場で大規模な資本調達に踏み切ることで、経営健全化が軌道に乗っていることをアピールできる。UFJの大幅赤字決算などによる邦銀の信用力低下で、この1〜2年は海外での増資が難しかったが、2005年3月期決算で不良債権処理が峠を越し、再び増資できる環境が整った。りそな以外の大手銀も今後、海外市場で増資に動く可能性がある。
【2005.07.11_11:24追記】
りそなホールディングスは11日、「現段階で詳細を含め最終的に決定した事実はございません」とのコメントを発表した。
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2005年07月11日
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