みちのく銀行(青森市)は29日、退任が決まっている原田和夫頭取(67)の後任に、元常務の杉本康雄・みちのくカード社長(58)を充てる人事を内定した。病気療養中の大道寺小三郎会長(80)を含め、計7人の取締役が辞任する。30日に発表する。
頭取は内部起用を検討したが、業務改善命令を受けた経営責任の明確化を求められ、OBの子会社社長を起用する。6月29日の株主総会後の取締役会で正式に就任する。会長に、みずほフィナンシャルグループから上杉純雄・ユーシーカード社長(56)を迎えることも内定している。
同行は2005年3月期の連結最終損益を16億円の黒字と予想していたが、金融庁検査で自己査定が甘いことを指摘され、貸倒引当金を105億円積み増して92億円の赤字に修正した。また、20日には02・03年に続き3回目(地方銀行としては最多)の業務改善命令を東北財務局から受けたほか、顧客情報入りCD−ROMの紛失では金融庁から全国初の個人情報保護法に基づく是正勧告を出された。これらを受け、会長・頭取を含め12人の取締役のうち7人が退任。現経営陣から新首脳を選ばないことで、経営責任を明確化させる。
杉本 康雄(すぎもと・やすお)氏:青森県出身、69年高崎経済大卒、弘前相互銀行(現みちのく銀)入行、96年取締役、00年常務。04年みちのくカード社長(現職)。
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2005年05月30日
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