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2005年02月23日

三菱東京とUFJ、10月の経営統合を正式発表

20050223news-1.jpg 三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスは18日、統合契約書を締結して「三菱UFJフィナンシャル・グループ」を発足させると正式発表した。
 経営統合は今年10月1日。持ち株会社同士の合併比率は「1:0.62」で、UFJHDの株式1株に対し、存続会社である三菱東京FGの0.62株を割り当てる。合併比率は、UFJの不良債権処理の進展や今後の収益力の向上を加味し、株式市場での両社の株価比較よりUFJの株主にやや有利な水準に最終決定した。この合併比率は旧三和銀と東海銀とが合併してUFJが発足した際の比率と同じ。

 新持ち株会社「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、傘下に両グループの銀行・信託銀行・証券会社それぞれが合併した「三菱東京UFJ銀行」「三菱UFJ信託銀行」「三菱UFJ証券」を収める。今年6月下旬の両社の定時株主総会を経て新持ち株会社が発足し、経営統合が完了する。

 商業銀行のシステム統合は2段階で進め、基本的に東京三菱銀行のシステムを採用する。今年10月1日の統合時に市場系(海外・市場部門)を統合し、勘定系(融資・決済など)は07年12月までに全面統合する。統合までは「フロントエンド振分方式」を採用、ホストコンピュータは2行並存するものの、リレーで繋いだりはせず、データの入口で取引を振り分ける。

 2008年度までのリストラ策については、国内外の拠点の統廃合を進め、個人取引専門の国内拠点を約170削減して約750拠点とするほか、法人店舗は約100拠点の削減で約280拠点、海外は30拠点の削減で約80拠点とする方針。グループの従業員は合計4.6万人のうち6000人程度を削減、約4000人を間接部門から戦略分野や営業部門などに再配置する。リストラによる統合効果は、人件費で約400億円、システム統合で約800〜900億円など、合計2400億円に上ると試算している。

 経営統合によって総資産約195兆円、貸出金総額約67兆円、法人取引先は約28万社と、国内最大の顧客基盤を持つ金融グループとなる見込み。2008年度の税引き後利益を約1兆1千億円に、本業のもうけを示す連結営業純益を約2兆5000億円に高め、同年度までに株式時価総額で世界の金融機関で5位以内(グローバルトップ5)を目指す。達成すれば、国内企業ではトヨタ自動車に次いで税引き後利益1兆円超となる。
 両グループは統合計画の根幹が固まったことから、10月1日の統合に向けて組織再編や人事配置などの具体化を急ぐ。これを受けて、三井住友フィナンシャルグループは、UFJに申し入れていた経営統合を断念する方向。

 また、両社は統合にあたって新グループのロゴマークを発表した【上写真】。赤い円形を重ね合わせたデザインで、「活力と情熱を示し、グループの総力を結集して生み出す新しい総合金融サービス」を表現したという。

【写真】マーク(左)とロゴタイプ(右:証券は省略)。
posted by 為栗 裕雅 at 15:47| 東京 ☁ | TrackBack(0) | 金融一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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